一口に「スケジューリング」といっても、スケジューラに求められるルールは業種・工場・工程によってさまざまです。
このようなバラエティーに富む要求に幅広く応えるために、FLEXSCHE GPではスケジューリングルールを自由に定義できるようになっています。
スケジューリングルールは、スケジューリングの処理単位である「スケジューリングメソッド」にさまざまなパラメタを与えて組み合わせることで定義します。これらはいわば「生産スケジューリングのためのサブルーチン」です。

割付け対象作業の中から1つを選択し、次に候補資源の中から1つを選択して割付けます。これを工程の前後関係に沿って連鎖的に繰り返していきます。
最も一般的で高速な方法です。
先に処理対象となる資源を選択し、それに割付けられる作業のリストから選択して割付けます。対象資源・対象作業の絞込み条件や優先基準等をキメ細かく指定できます。作業の並び順を制御できるので、段取り時間削減によるボトルネック工程の生産性向上や仕様まとめを実現できます。
特に昇降順並び順の制御に限定することで使いやすくした資源主導ディスパチングメソッドです。温度、サイズ、濃淡などを少しずつ上下させながら作業するような場合に利用します。
温度や品種などの処理条件が一致する複数のロットを1つの資源で同時に処理する資源主導ディスパチングメソッドです。熱処理炉のバッチまとめなどに利用します。
など(以上、2007年4月時点)
スケジューリングルール記述の仕組みは高い柔軟性を備えており、多くのケースでは既存のスケジューリングメソッドを組み合わせることで解決できます。かなり特殊な処理を必要とする場合でも、独自のスケジューリングメソッドをプログラミングすることで、標準機能と独自処理を混在させてルールを定義できます。従来のパッケージソフトで実現できなかったようなスケジューリング処理も、差分を開発するだけで実現できるのです。
スケジューリングルールはダイアログから設定します。高度な条件定義を要する場合は数式で表現しますが、入力ガイド機能を利用することでスムーズに設定できます。スケジューリングパネルを利用すれば、目的の設定項目にすばやくアクセスできます。