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FLEXSCHE新人勉強会!〇〇〇〇で差をつけろ!

2021/07/16
written by イナガキ

イナガキ

皆さんこんにちは。
フレクシェ2年目に突入した"営業見習い"のイナガキです。

今日は「新入社員」ではなくなったものの、まだまだ未熟な昨年入社組の私たちが挑戦している「FLEXSCHE 新人勉強会」についてご紹介します。
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FLEXSCHEを日頃からご利用いただいている方はともかく、FLEXSCHEってなんだろう?と思い弊社ホームページをご覧いただいている皆様のなかには、「なんだか難しそうだな」と感じていらっしゃる方もいることと思います。

じつは、入社する前は私自身も全く同じことを感じていました。

ですが、一年間実際に触ってみて、FLEXSCHEという製品は「難しい」のではなく「奥深い」というのが適切なのだと感じるようになりました。
というのも、例えば難しい操作をせずマウスのみでかんたんに設定できる標準機能だけでも、スケジューリングやチャート画面の作り込みなどたくさんのことが実現できるのです。
より複雑な制約を考慮した緻密なスケジューリング等も特別な開発を伴わずに実現できるうえ、場合によってFLEXSCHE内部の計算式やアドインを用いることで、更に複雑な計画、データの入出力等様々な機能を自在に操ることもできます。

FLEXSCHEの操作は慣れてくれば直感的に行うことができる一方で、ある事柄を実現したいと思ったとき、「どの場面・どの画面で、どんな設定をすればできそうか?」を想像できるかどうか、つまり「勘所」の有無が重要だと日々感じています。

「FLEXSCHE新人勉強会」はまさにこの「勘所」を養うための取り組みです。
弊社開発・サポート担当の先田が講師となり、昨年入社の私とふじさき、fujiedaからなる新人チームに対して毎月課題を出し、新人はめいめいその課題に取り組んで、決まった日に結果報告と答え合わせをするという形式をとっています。

課題は例えばこんな感じです。

課題1 オーダーガントチャート上で作業を移動したときに、その作業の上流・下流の作業を
    あわせて移動してほしい。

課題2 資源ガントチャート上で作業を1つ選択し、それを含めた同じオーダーの全作業に
    一括で全アンカーを下ろしたい。

お読みいただいている方の中でも、FLEXSCHEを日々ご利用頂いている皆様はこの問題を見てニヤリとされていらっしゃるかもしれません。
というのも、新人勉強会の課題は、弊社が無料で提供しているユーザー向けメーリングリストに寄せられたご質問を参考に問題が出されるからです。メーリングリストをよくご覧いただいている方ならすぐに答えがわかってしまいそうですね。
わかるような、わからないような?という方はぜひ一緒に考えてみてください。
FLEXSCHEにまだ触れたことのない方にはピンとこない部分かもしれませんが、どうぞもう少しお付き合いください。

では、早速今回の課題に取り組んで行きたいと思います。

課題1 オーダーガントチャート上で作業を移動したときに、その作業の上流・下流の作業を
    あわせて移動してほしい。

この課題1は解説すると結構長くなってしまうのでダイジェストにお伝えします。

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要求は、この画面で、ある作業を移動(この場合はオーダー1の作業3)するとき、同じオーダー1の作業1~5が連動して移動するようにしたいという内容です。

実現方法としては
・指定した作業を中心に前後の作業を割り付け直すというスケジューリングルールを作成
・ある作業を移動したということをきっかけにしてそのスケジューリングルールを実行する「アクション」機能を設定する。
という2つの設定が必要となります。
詳細は割愛しますが詳しい設定方法についてご興味がある方がいらっしゃいましたら、是非お問い合わせください。

方法さえ知っていれば10分とかからずに実現できるものですが、手探りで色々試している新人チームはそれぞれFLEXSCHEオンラインマニュアル等を確認し調べるところから達成まで数十分から数時間と、かなり時間がかかってしまいました。
どうやらまだまだ修行が必要そうです。

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次の課題はみなさんも一緒に考えてみてください。

課題2 資源ガントチャート上で作業を1つ選択し、それを含めた同じオーダーの全作業に
    一括で全アンカーを下ろしたい。

ある作業を起点にしてその上流・下流にある作業に対して一様に何らかの処理を行うという意味では先の課題1に似ているように見えますが...。

答え合わせはできている人からの挙手制。これまでの新人勉強会では最も好成績をおさめているふじさきの手が挙がります。
どうやら課題1と同じく、アクション機能などを駆使して実現したようです。
スラスラと設定箇所や設定方法を解説してくれるのを、成績の悪い私は「なるほどなぁ」と感心して見ているばかり。

そうしている間にふじさきは5分程度で見事課題を自力で解いてしまいました。いやはや勉強になります...
と解説も一段落したところでそれを見ていた先田講師からツッコミが入ります。

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「うん、これ、どれくらい時間かかりました?結構大変ですよね...。もっと早くできる方法があるんですが...。」
「えっ、他に方法があるんですか?しかもも~っと簡単だなんて!
と深夜の通販番組みたいなリアクションを実際にしたわけではありませんが、確かにもっとずっと簡単な方法があるのです。

その方法をこの記事を読んでいらっしゃる皆様だけにこっそり解説します。皆さん、お手元にメモの準備はよろしいですか?
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実は、ガントチャートの一つの作業上でマウスのホイールをクリックすると同じオーダーの作業がすべて選択されます。
その状態で「アンカー全設定」すれば、課題の要求をたった2クリックで実現可能です。
いかがでしょう。メモをとるまでもなかったでしょうか。笑

勉強会に参加しているとつい身構えて難しく考えてしまい、いろいろな細かい設定を駆使して実現しようとしてしまいましたが、実はマウス操作だけでできる標準機能の組み合わせのほうが早いというひっかけ問題だったのでした。

というわけで本記事のタイトル「〇〇〇〇で差をつけろ!」の伏せ字部分は「標準機能」でした。ちなみにこの機能に元から気づいていたfujiedaは2秒で解決できたそうです。早すぎ。

このようにFLEXSCHEは一つの課題事項に対して取りうる解決手段は一つとは限らず、またよく使われると思われる操作は積極的に標準機能化されています。
またその数はバージョンアップごとに増えており、先日リリースされたv20.0でもいくつもの標準機能が新たに追加されました。

「こう設定すればできるはずだ」だけでなく、「これだけ一般的なことなら標準機能化されているんじゃないか」という勘所も身に着けていけるのがこの勉強会の良いところです。

今は私達も勉強会に生徒として参加していますが、新人勉強会が目指す次なるステップは「お互いに問題を考えて相互に教え合うこと」です。
そして、ゆくゆくは自分たちが「講師」の側になり、未来の新入社員にFLEXSCHEについて教える日が来るのかもしれません。

まだまだ未熟で"見習い"な私ですが、未来の新入社員に向けて今からでも教えられることが1つだけあります。
それは「FLEXSCHEは奥深いけれど決して難しいものではない」ということです。
私も、もっとFLEXSCHEを使いこなして、製造業の皆様に貢献できるよう日々勉強していきたいと思います。

それではここまでお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。

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