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長距離移動はだいたい何か起きる

2026/02/16
written by CHO

CHO

家庭の事情もあって、この2年ほど時々上海へ戻っています。 で、毎回思うんですが----長距離移動って、だいたい何か起きます。 もちろん主催者は私です(だいたい)。

今回は 2026年1月16日、成田T3 21:00発の便で帰ったときの話。備忘録としてまとめます。

0. 本日のメニュー(障害物競走フルコース)

narita_1.png

ざっくり言うと、こうでした。

  • 京急遅延(山手線の影響)
  • 乗換が厳しい気配
  • T2→T3、ダッシュかバスかの賭け
  • ギリギリでチェックイン成功
  • ......と思ったら便が遅延
  • 浦東が濃霧で着陸不可→虹橋へ転進
  • 着いたのに降りられない(駐機場が空いてない)
  • 迎車キャンセル&虹橋でタクシー探し
  • 到着:深夜3時過ぎ(日本時間4時)

移動というより、もはや帰省ではなく帰還でした。

1. 18:36発(予定)の京急に乗る:最初の分岐

その日は21:00発なので、午後5時に会社を出て、品川で軽く何か食べてから、 18:36発の京急本線(浅草線直通 → 京成高砂で乗換 → 成田方面)の想定でした。

......が、山手線の遅延が京急に波及し、品川出発が約8分遅れ。 この時点で、私の脳内では赤字でこう表示されます。

「京成高砂、たぶん無理」

ここで一瞬迷いました。 「途中で降りて、別ルートに切り替えたほうがいいのでは?」

ただ、落ち着いて考えると(落ち着いてはいませんが)

  • そもそも降りる候補駅があまりない
  • 遅れが途中で多少取り戻せる可能性もある
  • そして何より、この列車自体が 空港第2ビル駅 まで行く

という状況。

要は、

  • 不確実な切替に賭ける(降りて別ルート)
  • 確実に前進する(このまま乗って空港へ)

の二択でした。

結局、「少し遅れても空港に着けば、走ればチェックイン締切に間に合うかもしれない」と判断して、 降りずに乗り続けることにしました。

結果として、ここは正解。 空港第2ビル駅には予定より約20分遅れで着きましたが、ちゃんと着きました。

2. 空港第2ビル駅→T3:走るか、バスに賭けるか

空港第2ビル駅に着いた時点で、出発予定時刻まで残り1時間ちょっと。 しかもT3はT2から少し距離があるので、降りた瞬間から「はい、今日の運動ここです」と言わんばかりに走り始めます。

普段なら、T2からT3は「走ればいい」という結論に落ち着くことが多いです。

ところがその日、T2の入口付近にちょうどT3行きのシャトルバスが停まっていて、 車内も人が多くて、雰囲気的に

「これ、すぐ出るやつでは?」

となりました。

ただし、完全に運任せにするのも怖い。 そこで自分の中でルールを1つ決めました。

「3分動かなかったら降りて走る」

この"条件付き賭け"は、意外と効きます。 迷いが長引く一番の原因は、基準がないことなので。

バスに飛び乗った直後は、心の中で秒針と格闘しながら 「動け...動け...」と念じていましたが、幸いわりとすぐ発車。

結果、ギリギリでチェックイン締切に間に合いました。

ここで私は一度、勝利を確信します。

「よし、今日終わった」

----終わってませんでした。

3. 「間に合った」のに遅延:そして濃霧で虹橋へ

チェックインを終えて搭乗口へ行くと、今度は便が遅延。 理由は天候。

ここはもう、私の努力の管轄外なので 「はいはい、そう来ますよね」 と気持ちを切り替えて待機。

そして上海(浦東)付近に来た頃、アナウンス。

  • 浦東は濃霧でしばらく旋回待機
  • 30分ほど経っても状況が厳しく
  • 虹橋へ転進して着陸

虹橋には無事に降りられました。 ......が、今度は

「駐機場所が空いていないので、機内で待機」

という展開。 着いたのに降りられない。 このパターン、地味に精神に効きます。

結局、機内でさらに1時間以上待つことになりました。

その間にやることが増えます。

  • 浦東到着前提で頼んでいた迎車をキャンセル
  • 虹橋でタクシー・移動手段を再設計

最終的に宿に着いたのは深夜3時過ぎ。

移動って、最後まで油断できませんね。 (油断してたつもりはないんですが......)

4. 毎回"何か起きる"のは、たぶん構造の問題

ここまで書いていて思い出したんですが、上海へ戻るたびに大小さまざまなイベントが発生しています。

  • 身分証明系をうっかり忘れる(運良く大きな問題にはならず)
  • 京急で乗る列車を間違える
  • チェックインカウンターの行列で締切ギリギリ

たぶん理由は単純で、長距離移動は

  • 工程(ノード)が多い
  • どこか1つが崩れると後ろに連鎖しやすい
  • しかも締切(チェックイン等)を跨ぐと、被害が跳ね上がる

という"串刺し構造"だからだと思います。

そして慣れてくると、同じルートだからと油断して、 緩衝(余裕時間)を削りがち。 結果、システムが常にギリギリで動いて、 小さい遅延が大きい問題に化けやすくなります。

(熟練って、必ずしも強さじゃないですね......)

5. その場の迷いを減らす、小さいルール

今回、自分の中で「これはよかった」と思ったのが、 シャトルバスの

「3分動かなかったら降りて走る」

みたいな、条件付きルールです。

完璧な計画は作れなくても、 迷いを短くするための基準は作れる。 それだけで、現場の消耗が少し減る気がします。

(次は、証明書類のチェックだけは主催者としてちゃんとやりたいです。)

6. 2026年以降の話:手すりは掴んでおいた方がいいかもしれない

最後に少しだけ余談です。 これは完全に私の個人的な予感ですが、2026年あたりからAIの影響で、 仕事でも生活でも「手順」や「前提」が更新される速度が上がって、 予定通りに進まないことが増える気がしています。

そうなると、長距離移動と同じで、

  • ノードが増える
  • 連鎖が起きやすくなる
  • 途中で組み替える力が必要になる

という状況が、日常側にも広がるのかもしれません。

というわけで皆さん、どうか手すりは掴んでおいてください。 (できれば私も、次回はもう少し平穏に着きたいです。)

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