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代表メッセージ

代表取締役 望月俊幸

代表取締役 望月 俊幸

株式会社フレクシェは2021年5月22日、創立20周年を迎えることができました。これもひとえにエンドユーザーの皆様、パートナーの皆様のおかげと深く感謝しております。この節目の年に、創業者である浦野の後任として代表を務めさせていただくことになりました。

私は2004年11月にフレクシェに入社しました。当時のFLEXSCHEの導入実績はわずか50ライセンスに満たない状況でしたので「導入実績が少ないので不安だ」と言うエンドユーザーは後を絶ちませんでした。エンドユーザーの不安を解消すべく「事例記事を作ってみよう」「広報宣伝活動でイメージを変えてみよう」など、この手の教科書に出てくるような作戦をあれこれ考えてみましたが、どれも的外れに感じていました。そうこうしているうちにエンドユーザーの不安の根源は「導入実績が少ないから」ではなく「自分たちの業務にFLEXSCHEを活用できるかどうかがわからないから」である、ということに気づかされます。「業務にFLEXSCHEが活用できることを具体的にイメージしてもらおう」という方針のもとFLEXSCHEの提案方法を改めると「不安」を口にするエンドユーザーは減少し、その効果を実感することができました。またこの方法は図らずも副次的な効果として「FLEXSCHEの価値」をエンドユーザー自身が再認識する、という想像すらしていなかった収穫をもたらします。この収穫は弊社の提案活動における目標を「買っていただくこと」から「価値を評価していただくこと」に書き換え、それ以来、弊社の提案方針の礎となっています。

代表取締役 望月俊幸

「FLEXSCHEの価値を評価してもらう」ことを営業的な目標に設定するためには、当然ながらFLEXSCHEが価値ある製品でなければなりません。FLEXSCHEは2021年夏、バージョン20.0をリリースしました。このリリースでは、エンドユーザーやパートナーから長年、渇望されていたといっても過言ではない新製品をようやく発売することができました。詳細は割愛しますが「最初はざっくりとした能力値だけを与えておけば、運用しているうちに次第に精度が向上していく・・・そんな仕組みがあれば、気が楽になりませんか?」といった製品です。このようにFLEXSCHE製品はエンドユーザーやパートナーのニーズをベースに絶えず進化していますが、実のところニーズをそのまま機能化しているというわけではありません。エンドユーザーやパートナーのニーズをきっかけとして、これを多面的にとらえ、本質的な価値は何かを追求し、抽象度を上げた議論を重ね、プロのエンジニアが試行錯誤を繰り返し、時間をかけて熟成させ、それらのプロセスを経てようやく新機能が生み出されます。まさに手間を惜しまず開発作業に没入しているのですが、これも「FLEXSCHE製品の価値」を増大させるための活動に他なりません。

ここから先は今まで以上に「製造業にとって価値があるもの」を強く意識していく必要があると感じています。今後ますます製造業においてDX(デジタルトランスフォーメーション)が浸透するでしょうし、AI技術もさらに発展するでしょう。さらに量子コンピューターが夢物語ではなくなる可能性がある中で、FLEXSCHEも大きな転換点を迎えているのかもしれません。新しい技術は今までもそうであったようにマーケティング用語として乱用されがちなため、本質を見極めにくくしてしまう傾向がありますが、弊社は流行に惑わされることなく地に足の着いた方法で最新の技術を正しく学び、最新技術をFLEXSCHEに組み入れ正常進化させ、今まで以上に価値ある製品を生み出していくことに全力を注いでまいります。

正直なところ私のキャラクターイメージと、この代表メッセージにギャップを感じる方が沢山いらっしゃるのでないかと少々心配しております(汗)。ビジネスライクで真面目な話に終始してしまいましたがゴーストライターを雇わず、本心で書き連ねてみました。お会いする機会がありましたら是非、感想をお聞かせください。

株式会社フレクシェ
代表取締役望月 俊幸

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