パートナー情報

パートナー紹介 UIS

取材日:2022年12月

30年近く製造業向けに計画ソフトウェアを提案・導入している株式会社宇部情報システム(以下、UIS)。同社はその経験とノウハウ、技術力を活かし全国の製造業にFLEXSCHEを提案・導入しています。

UIS社

Profiles

  • 大塚 和紀 氏

    ビジネスソリューション本部
    ソリューション営業部
    部長

    大塚 和紀 氏
  • 日坂 友則 氏

    ビジネスソリューション本部
    ソリューション開発部
    マネージャー

    日坂 友則 氏
  • 香月 孝太 氏

    ビジネスソリューション本部
    ソリューション営業部

    香月 孝太 氏
  • 藤本 拓弥 氏

    ビジネスソリューション本部
    ソリューション開発部

    藤本 拓弥 氏
  • 朝見 宜直 氏

    ビジネスソリューション本部
    ソリューション営業部

    朝見 宜直 氏
  • 望月 未生 氏

    ビジネスソリューション本部
    ソリューション開発部

    望月 未生 氏
  • 平田 達也 氏

    ビジネスソリューション本部
    ソリューション営業部

    平田 達也 氏
  • FLEXSCHEとの出会い

            
    フレクシェ フレクシェ

    突然ですが、現在の導入数を教えてください。

    大塚

    全国の製造業に70社130ライセンス(2023年3月時点)を導入しています。重工業、食品、化学、産業機械等、お客様の業種も様々です。

    フレクシェ フレクシェ

    UISさんはFLEXSCHEのベテランパートナーという印象がありますが、いつ頃からFLEXSCHEの導入支援をされているのですか?

    大塚

    FLEXSCHEの導入支援を始めたのが2003年頃なので、もう20年ほどになりますね。

    フレクシェ フレクシェ

    20年!フレクシェ社が2001年創業ですから、FLEXSCHEが発売されて間もない頃からのお付き合いなんですね。

    日坂

    はい、そうなんです。FLEXSCHEに出会う前は別の計画ソフトを製造業に導入しておりました。そのため製造業への計画ソフトの導入に約30年近くにわたって携わってきたということになります。

    フレクシェ フレクシェ

    FLEXSCHEを取り扱っていただけるようになった契機は何だったのでしょうか。

    大塚

    もともとは他の計画ソフトの導入支援をしていたのですが、年々製造業の生産計画が複雑化しお客様の求める要件が高度化していくにつれてその計画ソフトでは立ち行かなくなってしまいまして。他の計画立案ソフトを探す中でたどり着いたのがFLEXSCHEでした。

    フレクシェ フレクシェ

    FLEXSCHEのどのような点に魅力を感じていただけたのでしょうか。

    日坂

    FLEXSCHEはパッケージ製品でありながら柔軟性・拡張性がともに高いので、当社のノウハウを活かして、お客様のご要望に合わせてとことん使いやすさを追求できると思えたんです。

    最近のFLEXSCHEの導入案件について

    フレクシェ フレクシェ

    最近、製造業の計画に対するニーズが複雑化していて、計画ソフトに求められる水準も高まっているとよく聞きますが実際のところはいかがですか?

    大塚

    はい。確かに一案件一案件のニーズがより複雑化していると感じています。

    フレクシェ フレクシェ

    答えにくいかもしれませんが、みなさんから見てFLEXSCHEはどのような製品ですか?

    香月

    そうですね。パッケージソフトでありながら、お客様の要求に対応できる柔軟な対応力には目を瞠るものがあります。多種多様な業種、工場にフィットするのでどんな製造業のお客様にも提案できます。

    平田

    開発メンバーが苦労しながらもFLEXSCHEの機能を駆使してお客様の要件に応えている様子を見ていると、FLEXSCHEの高性能さと柔軟性の高さを実感しますね。

    藤本

    FLEXSCHEは複雑なモデリングやスケジューリングルールも自在に設定できるので、お客様の計画業務を高い水準で再現できます。標準機能だけでも多くのことを実現できますし、細やかなカスタマイズも可能で、かゆい所にも手が届くのでお客様にとって本当に使い勝手の良いスケジューラを提供できていると感じます。

    フレクシェ フレクシェ

    最近の案件数はいかがでしょうか。何か傾向など感じていらっしゃいますか。

    日坂

    最近は計画ソフトのニーズが高くなっており、常時4~6件程度が並行して動いています。業種でいうと化学や食品関連が多く、バッチプロセスの製造業が増えていますね。

    フレクシェ フレクシェ

    UISさんは継続案件が多いとうかがいますが、継続案件の割合はどうなっていますか?

    大塚

    全体的にみると新規の案件が2割、継続案件が5割程度、他のパートナーさんとの協業案件が3割程度でしょうか。

    フレクシェ フレクシェ

    他のパートナーさんとの協業案件ってこんなにあるんですね!

    朝見

    FLEXSCHEの導入案件を通して色々なパートナー様とも関わらせていただくことが増えてきました。フレクシェさんはパートナー会や勉強会などイベントも開催されておりパートナー同士の交流の場も多いので他のパートナーとのつながりが広がっていきますね。他のパートナーさんとも協力し合い、お客様の課題に向き合っています。

    フレクシェ フレクシェ

    近年製造業では「DX」「スマートファクトリー化」が注目されていますが、こうしたご相談は多いのですか?

    朝見

    最近はますます増えていますね。こういったお客様は急いでいることも多いです。

    フレクシェ フレクシェ

    FLEXSCHEがDX・スマートファクトリー化実現のための活用としても期待されていると実感しますね。

    朝見

    一方で、計画業務の属人化を解消したい、工場の見える化を進めたいというような業務の効率化を求めたご相談も多いです。

    香月

    「生産計画はMicrosoft Excelで計画している」「ホワイトボードで管理している」という製造業もまだまだ少なくないんですよ。FLEXSCHEなら一度稼動してしまえば手作業で四苦八苦して作っていた計画をボタン一つで立案できるようになるので目に見えて効率化を実感できます。

    朝見

    とはいえ、実際はこうした効率化が本当にやりたいことであることは少なくて、本当に実現したいことはその先の業務改善であることが多いんです。だからこそ、そこをしっかり提案することが我々の役目だと考えています。

    香月

    例えば、FLEXSCHEに工場のモデルを一旦構築してしまえば工場の稼働シミュレーションがいつでもできるようになります。これは在庫の削減、負荷を考慮した計画、より効率的な製造計画の立案などに活用でき、様々な効果が期待できます。活用の幅を広げていけば「生産効率を〇%増加させる」というような大きな目標の達成にもつなげられるはずなんです。

    大塚

    以前は「今は計画担当者が3人いて、1人になったらこのくらいペイできるから~」といった費用対効果を挙げる声もありましたが、近ごろはあまり聞かなくなりましたね。費用対効果よりもむしろ今のお客様は単なる効率化の枠を超えた期待をFLEXSCHEに寄せていると感じます

    香月

    他の業務システムを提案している中でFLEXSCHEが必要になるケースもあります。もともと弊社のコンバーティング業(軟包装フィルム加工業、高機能フィルム加工業)・フィルム原反製造加工業の業務に特化したERPソリューション「UP-One」をご提案していたお客様で、お話をうかがっていくとUP-Oneだけでは実現できない要件が出てくることがあります。そこにFLEXSCHEが登場する。基幹システムですから様々な情報を一元管理できる点は強いですが、「計画」という分野ではどうしても弱い部分があるのでFLEXSCHEが補完的な役割を担ってくれています。

    フレクシェ フレクシェ

    なるほど。そもそもFLEXSCHEをお客様にどのようにご紹介しているんですか?

    香月

    FLEXSCHEで用意されているサンプルをお見せすることもありますし、商談が進むとお客様のデータを実際に使ったプロトタイプを作成し、実際の運用をイメージして検討いただくこともあります。

    朝見

    お客様からすれば「やはりうちの品目で見てみたい」というご要望をいただくことも多いですし、その方がより具体的な導入イメージを持っていただけます。

    フレクシェ フレクシェ

    そういえば、先日弊社で実施したプロトタイプ勉強会に、香月さんと朝見さんも参加されていましたよね。プロトタイプは営業が作られているのですか?

    香月

    以前は我々で制約部分をヒアリングしたものを開発チームで担当してもらったり、フレクシェ社で作成されたサンプルを選んでお見せしていたりしていましたが、今は簡単なものは営業チームが担当しています。

    朝見

    複雑なものは我々で作成するのは難しいですが、トレーニングを見て実際にやってみると面白さもあり挑戦しています。私自身以前は製造業に勤めていて現場の知見があったのでとっつきやすかったというのもあると思います。

    香月

    最近では実際にご導入いただいたお客様から「他工場にも導入したい」「生産計画の見直しをするからFLEXSCHEの設定を見直したい」というご相談をうかがうことも増えましたよね。

    朝見

    FLEXSCHEの導入効果が出ていると認められるからこそ、こうしたお話に繋がるのでしょうから、やっぱり嬉しいですね。

    日坂

    長年導入している経験があるといっても要件に適切に応えられているか内心では不安に感じていることもありますから、こうした話を聞くとお役に立てたのだなと実感できます。

    フレクシェ フレクシェ

    導入プロジェクト中、特にどういう点が難しいですか?

    日坂

    特に難しいのは要件整理ですね。工程の流れや制約などをひとつひとつヒアリングしてお客様の業務を理解し、整理した上でFLEXSCHEに落とし込んでいかなくてはいけません。お客様のものづくりの流れを理解しながら進めなければならないため一朝一夕とはいかない大変な作業ですが、お客様の仕事を正確に理解できるよう丁寧に取り組んでいます。

    望月

    化学系の業種など、液体や気体のように目に見えないものを取り扱うケースでは、製造過程の中で素材や単位数量が何度も変化するためイメージを固めにくく一層難しく感じます。お客様のデータの中には専門用語や業界用語も多いので、ひとつひとつ言葉を理解しながらすすめるようにしています。

    日坂

    最初から要件を聞こうとするのではなく、まずは実際の計画業務のありのままを見せてもらう事から始めて、お客様が当然と思っていることを深掘りして要件として出し整理していきます。確かに大変な作業ですが、お客様のことを正しく理解できるよう努めています。

    フレクシェ フレクシェ

    導入プロジェクトの中で気を付けていることはありますか?

    日坂

    なるべく早くお客様からデータを受け取るようにしています。いくら要件定義をつめて実装を進めたとしても、実際にFLEXSCHEにデータを投入することで初めて課題が見えてくることがよくありますので。

    フレクシェ フレクシェ

    FLEXSCHEにデータを取り込むことで可視化され、共通認識化されるので、話が進みやすくなるということでしょうか。

    日坂

    そうですね。導入プロジェクトを成功させるためにも、お客様にはなるべく早くデータを揃えていただけるようお願いしています。

    FLEXSCHEビジネスを
    さらに大きくするため、陣容拡大

    フレクシェ フレクシェ

    FLEXSCHEビジネスについて今後の方針があればお聞かせいただけますか?

    大塚

    会社としてFLEXSCHEビジネスを大きくしていきます。今は人員拡大を進めています。以前はFLEXSCHEチームといえば私と日坂を中心に数名という形で今よりずっと少人数のチームだったので、気持ちとしては「仲間が足りない」状況がずっと続いていました。組織変化のタイミングで私が管理職になったこともあり、近年になってようやく営業チーム・開発チームともに人員を増やすことができ、現在はここにいるメンバーと複数人がFLEXSCHEチームとして動いています。

    フレクシェ フレクシェ

    メンバーが増えたことでますます多くの案件に対応できるようになったということでしょうか。

    大塚

    チームメンバーが増えたことで同時期に対応できる案件数も増え、実際に多くのFLEXSCHE導入を実現できています。

    フレクシェ フレクシェ

    望月さんと藤本さんはFLEXSCHEに携わるようになってから日が浅いと伺っていますが、実際に携わってみていかがですか?

    望月

    まだUISに入社して1年ほどなんです。前職でもSEでCADシステムなどを扱っていたのですが、今まで扱ってきたソフトウェアの中でFLEXSCHEは一番複雑だと思います。

    藤本

    私はもう3年ほどフレクシェに携わっていますが、望月さんと同じく、最初はかなり苦労しました。

    フレクシェ フレクシェ

    開発の方々はどのようにFLEXSCHEを学ばれているのですか?

    日坂

    フレクシェ社が用意しているトレーニングを受講してもらったら、その後はどんどん実際の案件に携わってもらっています。

    フレクシェ フレクシェ

    トレーニングを終えたらさっそく実案件に就くのですね。

    日坂

    はい。テキストや資料で学んでいくよりも実際にお客様と話をしてお客様の目線をきちんと理解することが重要だと考えています。

    望月

    実際、導入作業で手を動かす方が複雑な処理が必要なのでそこから学べることが多いです。とはいえ、中身を読み解くためにはトレーニングで得た知識を沢山活用するので、トレーニングで培われる基礎の部分も重要だと感じます。

    藤本

    私もやはり導入案件で多くを学びました。それによってなんとか力を付けられたかなと思います。悩んだ時には過去の案件事例やサンプルを参考にして、そこから研究して使えそうなものからヒントを得つつ実装を進めています。

    日坂

    若手が中心に進めている案件でも困ったらベテランがサポートに入っていつでもフォローできますから、どんどん任せています。今後はノウハウの共有の為にも社内でマニュアル化も進めて若手が育つ環境を一層整備したいですね。

    フレクシェ フレクシェ

    そういえば、UISさんではFLEXSCHEをベースとした環境分析業向けに特化したスケジューラ「LaPSS(ラプス)」も開発されていますよね。どのような製品ですか?

    平田

    「LaPSS」は製造業向けのシステムではなく土壌分析などを行う環境分析業界向けのシステムなんです。独自の分析工程、試験法を基に日程計画から実績収集を行うことで、「ラボ管理の見える化」「ラボ運営の見える化」「ラボ課題の見える化」を実現する工程管理システムです。

    フレクシェ フレクシェ

    FLEXSCHEの活躍の場もさらに広がっているということですね。

    大塚

    はい。「LaPSS」は製造業ではない業種に展開している製品ですが、それとは別に最近弊社の「UP-One」という基幹システムとFLEXSCHEを連携できるようにしました。UISの「U」の文字が入ったソフトウェアとFLEXSCHEを繋げられたのは長年の悲願だったので嬉しいですね。

    朝見

    先日、その第一号の案件の受注をいただきました。FLEXSCHEとUP-oneの連携によってさらにお客様のお役に立てるようになると期待しています。

    製造業の皆様へメッセージ

    フレクシェ フレクシェ

    最後となりますが、FLEXSCHEに興味を持っている製造業の皆様へ、メッセージがあれば聞かせてください。

    朝見

    計画業務のシステム化は他業務に比べて費用対効果も大きく、早めに定着することで大きな恩恵を受けられます。FLEXSCHEは定期的なバージョンアップで機能が拡充されており、導入後も効果拡大が期待できるので、早めの導入をお勧めしています。

    香月

    FLEXSCHE以上に柔軟性と操作性に優れている製品はありません。必ず皆様の課題解決の一助となるツールです。まずは1部の工程だけでも導入し成果を出していただき、ゆくゆくは会社全体に広げていくという方法もありますのでまずはご相談ください。

    大塚

    FLEXSCHEはスケジューラという計画を立てるためのシステムのようで、それだけではなく工場、会社全体の管理にお役に立てるシステムだと思います。単なるコストダウンや生産効率の向上、見える化といった以上の効果をご期待いただければと思います。

    日坂

    これまで、数十件を担当した生産計画システム専門のSEがおりますので、我々の経験や事例をヒントに、よりお客様のお役に立てるシステムをご提供できるはずです。

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